水に関する知識について正しく知ろう
私たち人間は水によって生かされていると言っても過言ではないほど水の存在に依存しています。
水とは簡単に言えば水素と酸素の化合物の事を指しますが、地球上でもっともありふれた液体として認識されています。
人間の身体はおよそ70％が水分で構成されていると言われており、人間だけでなくその他の生物体もそのほとんどが同じように水で占められています。
水は透明で無味無臭ですが、ごくわずかに青緑色を呈しており、海や川、湖のように大量の水が厚い層を成している場所では｢青い色｣に見えます。
一般的には冷たかったり常温の液体を水と呼びますが、温度が上昇した水の事は｢湯｣と呼びます。
人類は古来より水を日常の中に取り入れ、生活に欠かせないものとして扱ってきましたが、現代における人類の水の用途はそのほとんどが｢農業用水｣となっています。
ちなみに現代人の生活用水の使用量はトイレがもっとも多く、その次に風呂、そして炊事という順で水の使用量が多くなっています。
水は動植物に関わらず全ての生命体にとって命を維持するために必要不可欠な物質であり、地球の表面には常に大量の水が｢海洋水｣として存在しています。
一般的な生物は水を飲用する事で身体の水分を補ったり、水を身体に浴びることによって汚れを落とし、体温を下げたりします。
身体に取り込まれた水は核や細胞質へと運ばれ、細胞内の物質代謝の媒体として使用されたり体内の物質輸送や粘膜、分泌物などを作り出すのに用いられます。
人間に必要な水分
ちなみに人間の身体における水分量というのは年齢や性別によって異なり、生まれたばかりの新生児で80％、成人になると体内の水分量が減るので60～70％程だと考えられています。
そして年齢を重ねて更に人体の水分量が減ってくると水が身体を占める割合はおよそ50％にまで減少します。
ちなみに女性は男性よりも体脂肪率が高い影響で体内の水分量も同年代の男性と比べると少ない傾向が見受けられます。
また、人類は古来より安全な水の確保を最重課題のひとつとしてきましたが、もっとも一般的な方法としては｢水の煮沸｣が挙げられます。
水を煮沸する事によって寄生虫やウイルス、菌類などを取り除く事が出来るため、古来より水を飲む際には煮沸するという慣習が世界中で見られていました。
また、人類が水道を建設して用いるようになってからはより安全な水の確保が可能となり、人類の生活は大幅に利便性を増していきます。
このように、時代と共に発展した水道の存在が人々の生活の支えになっていることがわかります。
水道トラブルが起きてしまった場合には一時的に水が使えなくなり困ることもあるでしょう。
そんなときは自力で修理するのはかえって悪化させる可能性もあり危険ですので、専門の業者に依頼するのがベストです。
様々な水の用途
その後、人類は水を生活のために用いるだけでなく｢農業｣や｢エネルギー開発｣といったさまざまな用途に用いるようになります。
植物も生命維持のために根などから常に水を吸収していますが、この習性を利用して人類は水を農業に利用しながら農作物の収穫量を増やしたり、水の力を利用した｢水車｣によってエネルギー開発に取り組んだりしています。
また、最近では水を｢芸術｣に利用するケースも増えてきており、水をモチーフとした芸術作品も数多く生み出されています。
このように水は人類の生活に欠かせない物質であり、地球上には大量の水が存在しているようにも見えますが、実は宇宙規模で見ると液体の水が存在している場所は少ないと言われています。
また、私たちが日常的に飲用したり生活用水として利用している水は主に淡水ですが、地球上にはおよそ3％ほどしか淡水は存在しておらず、残りの97％は｢海水｣として存在しています。
そのため、人間が直接的に利用可能な水というのは地球全体で見ると僅か1％未満だと考えられています。