私たちは毎日どれくらいの水を使用している?
私たち人間にとって「水」は生きる為に必要不可欠な存在として知られていますが、飲用するだけでなく日常生活のさまざまな場面で利用されています。
たとえば手を洗う時にも水を使用しますし、洗濯をしたり浴室で身体を洗ったりする際にも大量の水が使用されます。
一般的に成人した人の身体には一日におよそ2リットルの水が必要になると言われていますが、それに加えて生活の中で使用する水は毎日「200~300リットル」にも及ぶとされています。
私たちが日常的に利用している水は河川から取り入れられて浄水場へと運ばれます。
その後、浄水場で浄化・消毒された水は配水池に送られ、配水管を通って各家庭へと給水されます。
そのため、私たちは蛇口をひねるだけでいつでも好きなときに好きなだけ水を使用することが出来るというわけです。
水の使用量の増加
日本における一日の水使用量は先にも述べたように1人当たり平均で200リットル~300リットルと言われていますが、水の使用量は時代と共に増加傾向にあります。
何故なら昔に比べると日常生活の中で水を使用する機会が増えているからです。
たとえば昔は汲み取り式のトイレが一般的でしたが、近年は水洗トイレが普及した事によって水の使用量は一気に増えたと考えられています。
また、一昔前までは入浴後のお風呂の水を洗濯に再利用する等、節水意識が高い時代もありましたが、近年はそういった節水意識が低下してきている事も水の使用量が増加してきている一因と考えられています。
ちなみに人間一人が使用する水の量は入浴時におよそ95リットル、トイレで使用する水量だけでも88リットルに及ぶとされています。
さらに炊事に使用する水だけでも80リットル、洗濯に使用する水量がおよそ73リットルと言われており、私たち人間は毎日大量の水を使用しなければ生活を送ることが出来ないということが見て取れます。
生活で使用された水は下水処理場まで運ばれたのち汚れや菌を除去され、再び私たちの生活で利用される水となる訳です。