水道水とミネラルウォーターと天然水の違い
この世に存在する動植物はそのほとんどが水に依存しており、水が無ければ生きていく事は出来ません。
それは私たち人間も例外ではなく、水が無ければ生命の維持はもちろん生活すらままならなくなってしまいます。
日本という国は世界でも稀にみるほどの水が豊富な国として知られており、その地形の影響で常に清潔な水が大量に手に入る環境が整っています。
そのため、各家庭では蛇口をひねればそのまま飲用できる「水道水」がいくらでも出てきますし、コンビニエンスストアやスーパーに行けば「ミネラルウォーター」や「天然水」がペットボトルで大量に販売されています。
ちなみに水道水とミネラルウォーター、そして天然水の違いについて正しく把握している人は少数派だと思いますが、簡単に言ってしまえばその違いは「処理の仕方」にあります。
水道水
水道水は生活用水として安全かつ清潔に利用できる事が大前提なので事前に塩化石灰で水を消毒しています。
そのため、口に含むと塩化石灰由来の臭みや味が気になってしまうという難点があります。
天然水
一方で天然水というのはその名のとおり多くのミネラル分を含んだままの水を採取してパッキングした天然の水の事を指します。
天然水は天然に沸いた水をそのままパッキングして提供しているので、水道水と違って臭みがなくまろやかな味わいが特徴となっています。
ミネラルウォーター
そして最後にミネラルウォーターについてですが、ミネラルウォーターというのは簡単に言うと強力にろ過した水に後からミネラル分を添加した水の事を指します。
ミネラルウォーターは地下水を原料としており、強力にろ過、沈殿、過熱殺菌をする事によって一旦ミネラル分が除去されます。
さらにオゾン殺菌や紫外線殺菌などを経て最後に失ったミネラル分を添加・調整します。
こうして生まれたミネラルウォーターは水道水よりも臭みがなく味がまろやかですが、価格が少し高いという難点があります。